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C型肝炎治療

C型肝炎とは

「C型肝炎」は、HCVの感染によって起こる肝臓の病気です。HCV感染すると、まず急性肝炎を発症します。そのうち約2~4割の患者さんは急性肝炎で、短期間で治癒しますが、約7割は、慢性肝炎に進行します。慢性肝炎は放置すると「肝硬変」や「肝がん」へ進行する恐れがあります。このように、C型肝炎は、慢性肝炎、肝硬変、肝がんを念頭において、治療せねばならない病気です。初期症状として、痛みなどはなく風邪の症状と似ていることから、見逃しやすいので注意が必要です。肝臓は自覚症状が少ないことを認識し、感染が疑われたら、精密な検査を受けることが大切です。

C型肝炎の症状

C型肝炎の症状イメージ

C型肝炎ウイルスは感染してもすぐに自覚症状を引きおこしません。C型肝炎ウイルスの潜伏期間は、1ヶ月~3ヶ月ほどです。症状は風邪と似ており、身体のだるさや吐き気、食欲不振、吐き気、腹痛、下痢、発熱、頭痛、関節痛などです。どの症状も比較的軽いのが特徴で、ほとんどの人が感染に気づきません。症状が1~2週間続いた後に黄疸が現れる人もいますが、まったく現れない感染者もたくさんいます。C型肝炎患者の自覚症状は非常に低いため、肝臓の機能に異常がありながらまったく気づかず働いている人が多くいます。

そのためC型慢性肝炎の発見のきっかけで一番多いのが、人間ドックや献血、健康診断での検査となります。自分では健康だと思っている人が、検査を受けて初めて感染に気づくのです。感染を指摘されて、「ここのところ体がだるい」「疲れやすくなった」と症状に思い当たる人もたくさんいます。忙しいからといって定期検診を怠ると、症状にまったく気づかず、慢性肝炎が進行し肝硬変に近づきます。体調の管理は社会人の義務なので、定期的にしっかりチェックしておきましょう。

C型肝炎の治療方法

インターフェロンイメージ

C型肝炎の治療方法は、研究が進み多くの治療方法がかります。

今まで強い副作用が伴うインターフェロン治療が中心で行われてきましたが、C型肝炎の研究が進み、経口の抗ウィルス薬リバビンや長期間輸血濃度を維持できるペグインターフェロンが発売された事により、強い副作用の発現頻度も少なくなりました。また、臨床試験によりペグインターフェロンと抗ウィルス薬リバビンの併用する事により、大きな治療効果が見込めるようになりました。

昨年では、ウィルスに直接採用するテラプレビルが発売されました。テラプレビルは、直接C型肝炎ウィルスに作用するため、直接採用型ウィルス薬:DAAs(Direct-acting-antiviral agents)と呼ばれており、難症例に対しても高い治療効果があります。「2012年度C型肝炎治療ガイドライン」では、非高齢者の肝炎治療に対し、テラプレビン、ペグインターフェロン、リバビリンの3剤併用を第一選択し、次世代DAAsも視野に入れて治療適応としております。